死後事務委任契約を行っている2つの銀行とその特徴

死後事務委任契約の銀行

死後事務委任契約に興味を持っている人のなかには
銀行でできると聞き、興味を持っている人もいると思います。
どこで契約したらいいのか迷ったとき、銀行だと安心感もあります。
銀行のなかでも死後事務委任契約を取り扱っているところと
そうでないところもありそれぞれの特徴を踏まえて把握しておくことも必要です。
銀行で死後事務委任契約を利用したいと考えている人は必見です。

死後事務委任契約を扱っている銀行は

死後事務委任契約を扱っている銀行

死後事務委任契約はすべての銀行でできるわけではありません。
でも、需要が高まっていることもあり、大手の銀行でも
死後の手続きをお手伝いするような相談窓口が増えています。
死後事務委任契約を扱っている、銀行を紹介したいと思います。

三井住友信託銀行 「おひとりさま信託」

三井住友信託銀行「おひとりさま信託」

三井住友信託銀行「おひとりさま信託」

2021年度グッドデザイン賞を受賞したことでも知られるおひとりさま信託は
葬式だけにとどまらず終活の大変さをサポートしてくれます。
役所の手続き、病院代の支払い、公的年金の手続きなど
死後事務だけでなく財産処分についても相談できます。
エンディングノートの作成・保管、SMSによる安否確認、死後事務の安心サポート
遺言第要機能による資金の管理など、幅広い内容を任せられるのもポイントです。

公式サイト

三菱UFJ銀行信託銀行 「わかち愛」

三菱UFJ銀行信託銀行 「わかち愛」

三菱UFJ銀行信託銀行 「わかち愛」

三菱UFJ信託銀行では、相続に関する多くの手続きを対象としています。
利用者の状態によって「見守り契約」「財産管理等委任契約」
「任意後見契約」などの検討もできます。
また、相続の発生後を考えたときに、死後事務委任契約などの利用もえきます。
不動産や居住の終了手続きや、家財、銀行(証券など)
死亡届、年金・保険、光熱費などなんでも相談でき
委任契約にてお願いすることもできます。

公式サイト

今のところこうした銀行のみ死後事務委任契約を取り扱っています。
今後増えていく可能性もありますし、あなたが普段使っている
メインバンクなどで相談してもいいと思います。

死後事務委任契約を扱っている銀行の特徴

死後事務委任契約を扱っている銀行

死後事務委任契約を扱っている銀行は、主に「信託銀行」になります。
そもそも信託銀行は「銀行業務」「信託業務」「併営業務」を行っている銀行になり
相続や証券、不動産の仲介などの業務も担っている銀行のことを言います。
幅広い業務を担っているので、死後事務委任契約のようなサービスも行っているのです。
死後事務委任契約とありますが、基本的にはなんでも代行してくれます。
例えばパソコンやSNSなどのデータ削除なども
あなたの希望に応じて対応してくれます。
一箇所でなんでも相談できるのも、信託銀行で死後事務委任契約を
利用する良さともいえるのではないでしょうか。
銀行ならではの安心感もありますし、生前も何かと相談する機会があるのではないでしょうか。
身近に何でも相談できるパートナー的な存在というと、わかりやすいかもしれません。
また、信託銀行によって用意されているプランの違いがあります。
死後事務委任契約のセットだけでなく、遺言書などの
預かりサービスだけを行っているところもあるので
必要な内容のみ依頼することで費用を抑えることもできます。

死後事務委任契約で銀行を使うときの注意点

死後事務委任契約で銀行を使うときの注意点

死後事務委任契約で信託銀行を利用するときに、いくつか注意点があります。
銀行ならではの特徴でもありますので、契約する前にしっかりと抑えておきましょう。

年間の手数料がかかる

年間の手数料がかかる

死後事務委任契約は契約したその年から
年間の契約料を請求されるケースもあります。
銀行の場合は、死後事務委任契約の業者と比較しても少し高めに設定されています。
最低でも3万円以上は年にお金がかかると覚えておきましょう。
契約するのがあまりにも早いと、余計なお金がかかってしまいますので
タイミングなどもふまえ考えておきましょう。
一律で決まっているものではないので、銀行によっても違いがあります。

最低預託金額が高い

最低預託金額が高

死後事務委任契約を受け代行を行ううえで、最低預託金額が決められています。
最低限このお金は口座に入れておいてねというお金になるのですが
銀行の場合はここも高めに設定されています。
ギリギリのお金でやりくりしている人には、少し負担に感じてしまうかもしれません。
無理なく続けられる、最低預託金額かどうかを確認しておきましょう。
下回ってしまい、契約が終了することのないようにしたいものですね。

まとめ

死後事務委任契約を銀行に委任することができ、知っている場所だからこその
安心感もあるのではないでしょうか。銀行に行ったついでに、どんなプランがあるのか
またお願いできる範囲はどのぐらいあるのかなど、相談しておくといいかもしれません。
何度も顔を合わせている担当さんなら、知っているからこそ気軽に話せます。
ただし、銀行の場合は、死後事務委任契約なども定期的にお金がかかるケースもあります。
そのため、資金的な問題も含めて検討しておくことが必要だと思います。

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