死後事務委任契約をしたけどお金がない!安くできる方法とは

死後事務委任契約をしたけどお金がない

死後事務委任契約をしたものの、なかには金銭的に余裕がない人もいると思います。
それでも、自分の死後のことを考えると、どうにか手続きを
進めておきたいと考えるものですよね。
死後事務委任契約をしたもののお金がないときに
少しでも安く費用を抑える方法はないのでしょうか。
費用を安くするためのポイントを紹介したいと思います。

死後事務委任契約は必要なものだけを選んで契約できる

死後事務委任契約

死後事務委任契約について、意外と勘違いしやすいのですが
すべてがパッケージのようになっているものではありません。
委任者が必要な内容を選んだうえで、受託者との契約を結ぶことになります。

一度決めた内容でも、後から変更することもできますし
必要に応じて解除することもできます。
そのため、死後事務委任契約を結んだものの
状況が変わり費用面を抑えたいのであれば、一度委任内容を見直すのをおすすめします。
以前契約したときに、できるだけ手厚い内容がいいと思い
過剰なサービスまで選択していることもあります。

死後事務委任契約

状況が変われば委任したい内容も変わりますので
一度内容を見直し必要であれば変更の手続きを行います。
公正証書などに書かれている財産(資産)などは
法的な効力があるため、安易に変えられるものではありません。

一度作成すると、厳重な管理のもとに保管され、内容を変えるときは
再度立会人を用意しなくてはいけなくなります。
その点、死後事務委任契約のなかにある、委託内容は見直すこともできるので
一度契約したからといって諦めずに費用を安くできるようにしておきましょう。

死後事務委任契約を安く委任するにはどうしたらいい?

死後事務委任契約を安く

すでに死後事務委任契約を結んでいる人もいれば
これから委任契約を結ぶ場合もあると思います。
契約の時点で負担にならない金額だと、その後のことを考えても安心です。
死後事務委任契約を安く委任するにはどうしたらいいのでしょうか。

委任する相手を知人や友人にする

委任する相手を知人や友人にする

死後事務委任契約は、とにかく費用を優先して安くしたいのであれば
委任する相手を選ぶことも必要です。専門家などに委任してしまうと
どうしてもまとまったお金が必要になります。
でも、知人や友人であればもっと気軽に依頼しているケースも多いので
内容の変更などの負担も少なくなります。
ただし、知人や友人の場合は専門的な知識を持っていないこと
相続人とのトラブルなどが起きてしまうこともあります。
そこまで委任するのかによってもこのあたりは変わりますので
手っ取り早く費用を抑える方法です。

委任する項目を最小限にする

委任する項目を最小限にする

死後事務委任契約では委任する項目が多くなればなるほど
その分費用がかさむことになります。
そのため委任する項目を最小限に抑えておくことで
金銭的な負担を減らすこともできます。
例えば葬儀や埋葬などの手続きは相続人に依頼するとか
一部だけでも外しておくと、費用は安くなります。
死後事務委任契約のなかでも葬儀の手続きや埋葬の手続き
病院の退去手続きなどは意外と高額になることも多くなります。
必ず必要なものなのもあり、死後事務委任契約でも相場が高めです。
最初に予算を決めておき、この金額までの契約なら
問題無しの基準を決めておくと安心です。

相見積もりで金額を比較する

相見積もりで金額を比較する

死後事務委任契約を専門家に委任する場合など
報酬は事務所によっても異なります。
なかにははじめてのご利用なのをいいことに、相場よりも
高い金額で伝えられていることもあります。
もしちょっと高いなと感じたときは
他の専門家の人に相見積もりをとるなど、報酬額を確認しておくといいと思います。
傾向として弁護士よりも行政書士や司法書士のほうが安い可能性があります。
とはいえ、事務所によっても違いますし、依頼内容によっても違うので
金額を比較するのはとても重要です。
HPに記載されている金額を鵜呑みにせずに、この金額なら
問題ないと思えるものを選ぶようにしてくださいね。

委任するタイミングを考える

委任するタイミングを考える

死後事務委任契約のなかには、委任すると管理料として
定期的にお金がかかるケースもあります。
そのため、あまりに早い段階で委任契約をしてしまうと
余計に費用がかさんでしまうこともあります。
ただ、認知症などが始まってしまうと委任契約や公正証書などの
作成が難しくなることも考えられます。
早すぎず、遅すぎないタイミングで委任することで
費用面を見直すことにも繋がります。

まとめ

死後事務委任契約をしたいと思いつつも、金銭的な費用で
迷っている人もいると思います。
終活の一貫として死後事務委任契約を結ぶ場合も多いですし
契約したあとにお金などの事情で安くしたいこともあると思います。
この場合、生前に支払うケースよりも、亡くなってから遺産や保険金で支払うほうが
お金の返金などの対応も必要なくなります。
お金を安く済ませたい人にとっても、定期的な見直しはとても重要になってきます。

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